交通事故被害者の救済
賠償金・慰謝料が増額したケースや、非該当から後遺障害が認定されたケースなど、当事務所の解決事例をご紹介します。
なお、守秘義務の関係上、実際の事例とは内容を一部変えて載せております。また、解決事例の具体的な内容についての問い合わせについては、一切お答えできませんので、ご了承ください。
①頸椎捻挫の傷害で事故直後から交渉して
保険会社負担で約180日の通院治療をした事例
⚫︎事故の状況
被害車両の赤信号停車中に、加害車両が追突した事案
⚫︎依頼内容
事故直後からご相談、依頼をしていただきました。過失割合に争いはなかったため、もっぱら通院期間と慰謝料額の交渉となりました。
⚫︎対応と結果
4か月を超える期間、保険会社負担での通院治療を実現。受任直後より、ご本人から事故状況や担当医の診断結果・診察時の発言などを詳細にききとった上で、治療を継続すべき必要性が高いことについて保険会社と交渉しました。満足する治療を受けられたと評価されました。
②保険会社から提示された賠償金額の
2倍を超える金額で和解した事例
⚫︎事故の状況
被害車両が交差点で右折するため停車していたところ、後続車両が追突した事故
⚫︎依頼内容
保険会社から提示された損害賠償金額が妥当かどうか判断してもらいたいとのご相談でした。
⚫︎対応と結果
保険会社から提示された賠償額が約15万円であったところ最終的には2倍を超える約40万円で和解するに至りました。通院期間は3カ月、実際に通院した日数も15日ほどと軽度症状と思しき状況でしたが、事故状況や整骨院での施術を受けていた事情などを考慮して最終的には当初の提示額の2倍を超える金額で和解できました。
弁護士費用特約を利用されたため依頼者様の経済的ご負担は最小限に抑えられた一方で、保険会社の提示額から大幅増額で解決できました。
③後遺症の残存を見すえてアドバイスしたところ
神経障害による14級を獲得した事例
⚫︎事故の状況
被害車両が丁字路交差点を直進していたところ、丁字路から右折進入してきた加害車両と衝突した事案
⚫︎依頼内容
事故に遭ってから1カ月が経過するのに首や腰の痛いが全くなくならないが、担当医からは画像上は異常がないと言われているということで、後遺症が残った場合に適切な賠償が受けられるのか不安で仕方ないというご相談でした。
⚫︎対応と結果
レントゲンやMRIからは頚部痛や腰痛といった後遺症の原因が明かとならたないものの、後遺障害等級14級を獲得しました。事故に遭われてから比較的早い段階でご相談いただき、後遺症の残存を見すえて適切にアドバイスさせていただいたところ、想定通り、神経症状による14級を獲得できました。
痛みなどの後遺症が残存しているのに、医師への症状の伝え方などが不適切であったために法律上の後遺障害には該当しないと判断されてしまうケースが散見されます。
ご相談者様は、納得できる等級認定を受けられたと満足されておりました。
④就労中の事故発生により骨折入院し、
最終的に後遺障害等級12級及び休業損害を獲得した事例
⚫︎事故の状況
就労中に、就労場所敷地内にて、特殊車両との接触事故
⚫︎依頼内容
事故に入院を伴う左足骨折の傷害を負い、退院後、保険会社との交渉や休業損害の請求のためにご相談にいらっしゃいました。
⚫︎対応と結果
相手方保険会社とはまず症状固定までの間の治療費及び休業損害の仮払いの交渉を開始しました。治療が終わった後、痛みやしびれ、可動域制限が残存していたため、自賠責に対して被害者請求によって後遺障害等級申請を申請し、最終的に12級13号が認められました。
相手方保険会社との間では、休業損害及び慰謝料等として総額700万円以上の金額で和解が成立しました。
⑤複雑な事故によって過失割合が争われた事例で、
最終的に1:9の割合で訴訟上の和解が成立した事例
⚫︎事故の状況
玉突き事故
⚫︎依頼内容
玉突き事故が発生し、長期間の入院が余儀なくされ、過失割合も複雑事案であったため、入院中からオンラインでご相談を受け、対応を依頼されました。
⚫︎対応と結果
任意の交渉段階から相手方保険会社と過失割合で真っ向から対立し、また、ご相談者様の入院状況も長期化することが予想されたため、訴訟を提起しました。
訴訟においては、治療完了まで、主に過失割合について、主張を行い、治療完了後、後遺障害認定等級9級が認定されたため、休業損害も含めて請求しました。
訴訟による解決は時間がかかるため、途中被害者請求等によって損害賠償金の一部支払いを受け、生活費等に充当していただきました。
当初相手方保険会社は、損害賠償責任を負わない旨主張していましたが、最終的に裁判所より、1:9の割合で過失割合を認める旨の判断がされ、判決に至る前に訴訟上の和解が成立しました。