その賠償金、本当に“適正”ですか?
交通事故の被害に遭ったあと、保険会社から賠償金や慰謝料の金額が提示されると、「これが普通なんだろう」と思って受け入れてしまう方が少なくありません。
しかし実は、その金額は「保険会社が独自に決めた基準」によるものであり、本来、もっと多くの賠償金を受け取れる可能性があることをご存知でしょうか?
このページでは、保険会社の基準と弁護士の基準の違いについて、分かりやすくご説明します。
保険会社が提示する「保険会社基準」とは
保険会社は、事故の相手方やご自身が加入している保険会社であっても、あくまで「企業」です。できるだけ支払う賠償金を抑えたいという事情があります。そのため、保険会社が提示する慰謝料や休業損害の金額は、社内で決められた「保険会社基準」によって算定されています。
この基準は、裁判で認められる金額に比べてかなり低く抑えられていることが一般的です。
弁護士が使う「弁護士基準(裁判基準)」とは
弁護士が交渉や請求の際に用いるのは、「弁護士基準(裁判基準)」と呼ばれる基準です。これは、実際の裁判において判決などをもとに積み上げられてきたもので、法的にも根拠があり、被害者にとって最も公平・適正とされている金額水準です。
弁護士が介入することで、この「弁護士基準」に基づいて交渉することができ、結果として、賠償金や慰謝料が大幅に増額されるケースが多くあります。また、交渉力のある弁護士が代理人として対応することで、保険会社も「最低額」では済ませにくくなる、という側面もあります。



